学術変革領域研究(A)
高密度共役の科学:電子共役概念の変革と電子物性をつなぐ

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condensed conjugation

NEWS

2021/01/23
第1回シンポジウム開催
2021/01/08
ウェブサイトオープン

領域概要

ダイヤモンドは,シリコンを凌駕する電子移動度を示すなど,優れた電子材料です。これは炭素間σ結合の短さに由来しつつ,さらに短い炭素間π結合の本質的な卓越性をも明示しています。材料としての極限的性質を目指すならば,共役分子性物質の選択は必然であって,分子間空隙の極限的な縮小による「高密度共役」の実現こそが,破格の物性向上の鍵でもありましょう。本学術変革領域研究『高密度共役の科学:電子共役概念の変革と電子物性をつなぐ』では,有機化学に基づく分子性物質の設計・分子間空隙の制御・凝縮相における熱ゆらぎ抑制により,新しい分子間電子共役(=高密度共役)を達成することを目的としています。同時に,最先端の機能物性科学的評価手法により,得られた高密度共役物質の各種物性を明らかにしていきます。既存の材料を凌駕する優れた電子伝導やスピン輸送,特異な電子相関や局在状態に関わる未踏機能の実現を通じて,美しい式・論理を介した“X”-conjugationの学理の確立と普遍化を行うことを最終的な目標としています。

具体的な研究戦略として,①共役電子の最近接を実現する分子骨格の創製,②巧みな分子間相互作用による共役分子の高密度構造の達成,③熱ゆらぎの克服による電子・スピンの極限的非局在/局在化の検証と機能開拓,を挙げており,これらによって従来の分子性物質設計の概念変革を導きたいと考えています。有機化学・機能物質化学・物性物理学間のTranslational Researchにより,分子間共役の概念の昇華:新たな共役概念である”X”-conjugationの提案をもって,従来の電子共役:π共役の科学を共に変革しましょう。

運営ビジョン

分子間空隙にわたる
新しい電子共役の概念
“X”-Conjugation の実証・普遍化

運営ビジョン

公募について

公募研究の申請などに関する質問を受付けています。Q&A形式で領域ホームページ上で回答する予定です。質問は下記フォームから。
https://forms.gle/geZafgq1KnRQLxjZ9

お問合せ先

代 表:関 修平 seki[at]moleng.kyoto-u.ac.jp

事務局:忍久保 洋 hshino[at]chembio.nagoya-u.ac.jp

[at]は@に変更してください